続・岐阜が舞台の歴史物語です!
こんにちは、にーさんです。
今日は、豊臣秀吉に仕えた岐阜美濃出身の軍師「竹中半兵衛」の歴史物語をご紹介します。
以前、ご紹介した「国盗り物語」(司馬遼太郎著 新潮文庫 全4巻)と同じ時代の歴史物語です。
「竹中半兵衛」の魅力は、何といっても戦国時代にありながら、出世や大名になりたいなどの欲や野心には見向きもせず、ただひたすら秀吉を出世させ、天下統一を実現するという己の男道を究めたところです。
当時の常識から考えると、功績に対して何の見返りも求めない半兵衛に対して、秀吉からも得たいの知れない疑わしき者とのレッテルを貼られ、孤独に苛まされることになります。どの世でも、理解できないものに対しては理解しようとはせず、排除しようというのは世の常なのでしょうか?
私も「竹中半兵衛」のように、誰からも真に支配されることなく、自分の信じる道を颯爽と生きていく、竹中流の生き方を見習いたい\(^o^)/
内容に気になる明智光秀の人物評があります。
光秀は弁が立ちすぎる。
引用:「軍師 竹中半兵衛 下巻」角川文庫 笹沢佐保著
陰気なほど、生真面目である。
才人であることが、何となく表面に出てしまう。
責任感が強いために、開き直ることができない。
そして、何よりまずいのは、信長の顔色を気にしすぎることだった。
こうした光秀の特徴が、信長の可虐性を刺激するのである。信長にとって光秀は、いじめたくなるタイプなのだ。
現代社会でも、十分に参考にすべき明智光秀の人物評でした(^^)/
▶半兵衛が城主を務めた菩提山城址